2010年9月21日火曜日

燐光群のチェーホフ

先日、あるすぽっとの企画で燐光群の現代能楽集チェーホフを見てきた。

坂手さんの味付けもさることながら、もともとのチェーホフの喜劇の部分をとてもよく表現していたと思う。
あれ以上色づけするといわゆる「コメディ」になってしまうし、あれ以下なら喜劇に見えない。
そのあたりの喜劇具合が、とても私の心をくすぐった。

帰りに、みなさんと飲みに行って円城寺亜矢さん方と話していたが、
「若い頃はわからなかったけど、チェーホフって出てくる人は馬鹿ばっかり」
「そうなんですよ! あの台本はみんな人の話を着てない。それがわかってからものすごく喜劇なんだとわかった」
などと言って盛り上がった。
その喜劇を表現できるなんて、なんて幸せなんでしょう!!!! うらやましいよ~~~!

休憩なしの2時間半はちょっとフルコースディナーだったが・・・。


坂手さんの芝居作りを見ていると(といっても出演したことがあるわけではないですが)、ほんとに楽しんでいるように思う。
子供のごっこ遊びがそのまんま大人になったような・・・。
もちろんいつも真剣で、今回も坂手おとーさんは疲れ果てなんだかこの世に半分しかいないような顔をしてた・・・。
そういう意味ではなく、とても芝居としてまともな意味で、真剣に楽しんでいるように見える。
ロマンチストだからか、能天気だからか・・・、でもそれをキープしているのは凄いと思う。

私は楽しむのが下手だ。だからホントに、スゴイと思う。