2010年10月20日水曜日

演劇岡山県人会

 演劇岡山県人会のHPが出来ました。
見てね~!

http://play.p1.bindsite.jp/engeki-okayama/

2010年10月18日月曜日

葬送の教室

少し前、風琴工房という劇団の「葬送の教室」という芝居をみてきた。
有名な飛行機事故を基にした話で、その遺族と航空会社の社員、それを取り巻く人々の話。
もちろん内容はシリアスで、いい脚本で、その芝居の後半では客席ではすすり泣きが耐えなかった。

ほんとに、いい芝居だった。役者さんもよかったし・・・。

だが、客席でその芝居にとても抵抗している私がいた。「この芝居は何を言いたいんだろう」・・・と。
何故? ただの好き嫌い? 自分でもちょっとわからなくて、いい芝居をしている人たちに嫉妬しているのか・・・などと考えていた。

先日、部屋を掃除していて、その終わった芝居のチラシを捨てようと手にして、ふと裏側に書かれた作・演出の方の言葉を読んだ。「喪の仕事」という題で、「死というものは、残されたものにとっては精神の仕事だといわれることがあります。」と言う書き出しで始まる。途中「半年に渡る24時間点滴に繋がれた後の母の死」「誰にも看取られず孤独のうちに自室でなくなった父の死」とあった。

私も、人並みに肉親の死を経験している。
私はそれがまだ受け入れられていないのかもしれない・・・。そう思うに至った。
そのテーマでいい芝居をされればされるほど、無意識の抵抗を起こす。
改めて思った、私って受け入れていないのか・・・、そうなんだ・・・。

この芝居を創った作・演出の方はどうなんだろう・・・。
この作品を上演したと言うことは受け入れられたのだろうか?
それとも、受け入れがたいからこそ書いたのだろうか?
作家というものは、こうやって書くことによって受け入れていくのだろうか?

役者はどうしたらいいのだろう?
そういえば、肉親の死の直後、お決まりのように「一年前に旦那を亡くして少しノイローゼのようになっている妻」という役をやって不思議な気持ちになったっけ。

受け入れるってナンダロウ・・・
ウケイレル
ウケイレル

頭の中にもやがかかってくる。
いいろいろなことに圧力がなくなっていくような感じになってくる。

コレはナンだろう?
ナンダロウ・・・・

2010年10月8日金曜日

金木犀

金木犀(キンモクセイ)は、大好きな秋の香りだ。
ウチの近くに木があって、窓を開けると風に乗ってほのかに香ってくる。
たまにウォーキングをする公園にも木があって、汗をかきかき歩いているとふっといい香りが過ぎていく。

この香りを、金木犀だ・・・と自覚したのは高校生の頃だったと思う。
高校の頃は、演劇部の部活ばっかりだった。特にこの時期、文化祭や大会があってずーっと稽古・本番を繰り返し、中国大会が終わる頃には12月。あっという間に一年が終わっていた。
だんだん陽が短くなって暗くなっていく中、部活が終わって自転車をこいで帰っているとこの香りをかいだのを覚えている。

今から思えば、何も心配もなく、怖いものもなく、夢見る時間だけがたくさんあった幸せな日々だった。

以前、アロマテラピーの取材をした時、店の人が「人間は子供の頃の幸せだった頃かいだ香りをいい香りと判断し、それをかぐとリラックスする」と言っていた。
そんなことも関係あるのかもしれない。

2010年10月5日火曜日

舌下減感作療法

私は、もう20年近くスギ花粉症で苦しんでいる。
毎年、2月の終わりごろからマスクに眼鏡、この時期は街ですれ違っても誰だかわからない。今でこそ花粉症は認知されているが、昔はマスクに眼鏡なんて超怪しく「誘拐魔」とか言われた(ううう・・!)

今、舌下減感作療法という治療法の治験が日本医科大の耳鼻科で行われていて、それの相談に行ってきた。結果は他の医療行為を制限されることから諦めたが、2014年から保険適応の治療になる。
  舌下減感作療法っていうのは、アレルゲン・・・私ならスギ・・・のエキスをほんの微量づつ体に入れていって、体に、コイツは敵じゃないぞ!と思い込ませるというもので、そばとかピーナッツなど、命に関わるアレルギーにはすでに使われている。
 だから、数年がんばれば一生悩まされなくてすむかも・・・という治療法。

ああ・・・大好きだった春という季節を取り戻したい!


帰りに、近くにある根津神社を散歩した。
映画でよく見る、たくさん並んだ赤い鳥居もくぐってきた。
近所の商店街も、今は消えて行きつつあるお蕎麦屋さんや小物屋さんが並ぶ昔ながらの風情を残している。

考えてみればもうずっと東京に住んでいるのに、東京のこういう場所にあまり行ったことがなかった。

2010年10月3日日曜日

韓国の芝居を見た!

タイニイアリスで韓国の劇団の芝居を見ました。
韓国映画は好きでいっぱい見たけど、ライブの舞台は初めて。

釜山の「東西南北」の「屋根裏の床を掻き毟る男たち」

いきなり燐光群の坂手さんに誘われて開演ぎりぎりに滑り込んだの、で何の前知識もなく、おまけに韓国語、字幕なし。
しんどいかな・・・と思っていたが、ぜんぜん、かなり楽しかった。ストーリーもよくわかった。
とてもパワフル。日本ではあまりこういうむき出しのパワーは見られない。
よくいえば洗練されている・・・、でもこういうなりふり構わないパワーをちょっと忘れている気もする。その辺がとても新鮮だった。

ただ、かなりセリフをお客にかける。それがちょっと気になった。そういう芝居じゃないだろ・・・と思った。ま、好き好きだろうが、そのせいで空間が平坦になってもったいない感じがした。
坂手さんは、ずっとセリフが大声になることと、ストーリーが「始まったらすぐラストがわかる」言っていたが、やはり、作家と役者の見るところの違いか・・・。
ストーリーの点は、私なんかしがない役者は、「そんな事いったらヘッダ・ガブラーだって途中で死ぬなってわかるしぃ・・・」と思ってしまう。
でも、やっぱり作家はそこらへんを見るんだな・・・、役者が演技ばかり目に付くのと同じだろう。

ま、餅は餅屋ということで・・・(笑)

2010年10月1日金曜日

絶滅のトリ

初、ONERO8の芝居を見ました。
田村孝裕さんの戯曲初体験。
高野しのぶさんが 「今のイチオシは蓬莱竜太か田村孝裕か」と教えてくれ、楽しみに待っていた。

脚本自体は蓬莱竜太さんの方が好きかな。でも、一作しか見ていないので、まだ決めるには早い。

演出も田村さん。
間が、とても素敵な芝居だと思った。役者が誰も何も言わない時間がとても大切にされていて、魅力的だった。

それにしても、最近の若手の戯曲作家さんの本は、必ずと言っていいほど「引きこもり」や「いじめ」の話題が入っている。
「絶滅のトリ」を守るため、孤島で暮らす10人くらいの人々の物語。
その中の2人の役が「いじめ」に合い「引きこもって」いた過去を持つ設定。
つくづくそういう時代なのだ・・・と思わされる。

ため息・・・・。