2013年9月24日火曜日

有楽町界隈

暑さ寒さも彼岸まで・・・とはよく言ったものだ。
ほんとに、先週末から秋の気配。


先日、有楽町へ芝居を見に行った。
有楽町には帝劇や日生劇場など、日本を代表する大きな劇場が立ち並んでいる。
日頃、私が主にうろちょろしているのは下北沢とか、高円寺とかなのだが・・・(笑)

本当に久しぶりにあの界隈に行った。
すっかり様子は一変していた。
芝居の終演後の時間でも、お洒落で、上品で、大人が時間を過ごせるレストランやオープンカフェがまだ店を開けていて、明るい町並み。
おお!さすが湾岸地区再開発!
オリンピックも決まったし、ここらの人たちはウハウハだろうな。
以前、このあたりの劇場に出演したりしていた頃は芝居がはねてちょっとごこかに入ろうとしたら、有楽町のガード下の飲み屋か中華料理屋しかなかった。
特に帝劇のあたりは真っ暗で、地上はちょっと怖いくらいだった。

今のペニンシュラ東京があるところは、昔、日比谷パークビルという古いビルがあって、地下に「はまのや」という喫茶店があった。
ここは、私が東京にきて初めて、アルバイトをした喫茶店だった。
ホントに古いビルで、地下なんて配管はむき出し、地下水が微妙に染み出していて・・・。

昔の宝塚劇場。戦後アメリカに接収され、アーニーパイル劇場と言われたところなんて、階段のところやエレベーターホールには、「出る」と噂されていたし・・・。
東京の銀座とか有楽町なんで、新しくてカッコイイところだと思っていた、田舎者の私は大いに驚いたものだった。



ただ、なんだかヨーロッパやアメリカの町並みのようになった・・・というか、今時どこの街もこんな感じになってしまった。
同じようにブランドの店が並んで、西洋風の綺麗なレストランがあって・・・。
ちょっと、つまらない気もする。

劇場もそうだ。
古い劇場は楽屋も狭くて嫌だけど・・・。
10数年前に北京で公演したとき、 楽屋裏にいるだけなら日本と何も変わらなかった。新国立や世田谷パブリックと同じようなイマドキの劇場。
釜山国際映画祭に行った時も、映画館の中はどの国かわからなかった。おんなじ。
それに比べて、北京で共演した京劇チームのホームグランドの劇場に連れて行ってもらった時は、映画の中に迷い込んだような気持ちがした。
オーストラリアで、私の演技の師匠・キャリーさんに案内してもらった、昔のイギリスの有名な劇場を復元するように作った劇場・・・名前は忘れてしまったが・・・に入ったときは、やっぱりワクワクした。
逆に、キャリーが来日した時、私が今はなき新宿コマ劇場に出演していて、おまけに時代劇で、畳の楽屋で着物を着ている私たちを見て大興奮していたっけ・・・。

街も劇場も新しくきれいになるのは素晴らしいけど、その国らしさを保ったまま開発して欲しいものだ。