2014年1月25日土曜日

手塚治虫「ブッダ」

先日、アニメ映画の「ブッダ」を録画しておいたので、夜中見ていた。

仏陀となった釈迦族の王子、ゴータマ・シッターダと、彼と同じ年齢くらいの奴隷の少年、二人の人生を描く。
王族に生まれながらも、人生に悩み出家するゴータマ・シッターダ
奴隷に生まれ、のし上がろうと勇士となり身分を隠し貴族のお姫様との結婚を目の前に身分がばれ、結局母とともに死んでいく少年。

最後のゴータマ・シッターダのセリフだったかナレーションだったか・・・
「思うように行かない人生をどう生きてくのか・・・」

深夜に・・・へこんだ。
ま、これが宗教の原点といえばそれまでなのだが。
そう、人生とは思いどおりにはならないもの!

私は、ずっと女優を目指し、やって、途中流れのままに演技指導なんぞをやって、気が付くと女優業30年、演技指導も15年を超えた。
周りの人には「好きなように生きている」と思われるし、ある意味そうなのだが、本当に好きなことが出来ているわけではない。
まずは、経済的に順風満帆なんてことは一度だってなかった。 常に不安定。友人が「ああ、来年がコワい!」と叫ぶ。同感!
さらに、やりたい作品のやりたい役を与えられる役者なんて何人いることか!ほとんどいないだろう。
ということは、やはり、自分に「与えられた」?「巡ってきた」?人生を「幸せ」と思えるのが、幸せなのだろうか。そう思えない人はどうしたらいいのだろうか。

奴隷に生まれた自分の運命を変えようと抗って抗ってのし上がる少年。
だが、「僕はただ、飢えることなく、殴られたりすることなく普通に生きたかっただけだ」と言って最後に母とともに崖の下に落ちていく。
王族に生まれたのに全てを捨てて、野にさすらい悟りを開いていくゴータマ・シッターダ。

ベタに言えば「人事を尽くして天命を待つ」。
そして受け入れる。
なのでろううが、それの如何に難しいことか!!!

ああ、さすがに手塚治虫は、深い。。。