2016年12月16日金曜日

死んだらみ~んな仏さま!

先日、12月9日、父が天寿を全うしました。
享年86才。立派な老衰でした。
ほとんど苦しむ期間もなく、母が家で看取りました。
葬儀は今どき珍しい自分の家での家族葬で、12月にしては暖かいよく晴れた一日でした。

父とは、色々確執がありました。
父はもちろん典型的な昭和の人で、家では「家長」。
自分の思う通りにしかしない人でした。
たくさん喧嘩して、「もう縁切りたい!」と思うこともありました。

晩年、認知症でうわごとのように「それは、みんなでちゃんと話し合って・・・」と言った時、思わず
「アンタの口から『話し合い』って言葉が出るなんて、片腹痛いわ」
と母に言って、一緒に笑いました。


ところが、葬式の席で、叔母などは
「結婚して、慣れない商家に嫁いでダンナが浮気して苦労している時に、朝、仕事に行く前の7時頃、大根を持って来てくれて『近くに用事があった』と。用事なんてない心配して来てくれた」
とか
「おじちゃんには、私が登校拒否になっている時やいじめに合っている時、他の人とは全然違うアドバイスをくれてずっと感謝していた」

父は、小学校の教師でした。

父の後輩の方など
「いつも、にこにこして、そばから子供たちを見守ってくれていた」
と。


誰にでも子供にはわからない、別の顔があるものですね。


戦後を生き抜き、私たちを育ててくれ、天寿を全うして白い骨になった父を見て、思うことは一つでした。
「死んだらみ~んな仏さま。これで、いいのだ!!」