2017年3月27日月曜日

武監督 終わっての独り言

武監督のWSの中で、監督は色々な言葉を残してくれた。

監督がおっしゃったことの中で、私に残った言葉は・・・
「10年以上、まともな仕事もなくただ『映画を見る』『本屋に通う』。今でも可能ならそのルーティーンを」
「やりたいと思った監督とはだいたい仕事をした。誰と仕事したいかはっきりさせること。」
「飲む居酒屋も選べ!映画人がいるところに行け!」

思わず私自身の役者半生を 振り返った。
私だって、頑張ったさ、でも、自分自身が望んだ結果が手に入ったわけじゃない・・・・
どこがダメだったんだろう・・・
何が悪かったんだろう・・・

こんな気持ちになるのは私だけだろうか・・・、いや、きっと違う。


自分が思うのは二つ。

1つは、自分を信じ切れていなかったこと。
俳優を続けるためには、様々な訓練が必要。演技もそうだし、身体を維持することも。
まさに、監督がおっしゃったように「10年」の単位。そしてそれは終わりがない。
その間、「将来の自分」信じ続けられたのか。
そんなワケない。もう悩みっぱなし!鬱になるかと思うほど!

もう1つは「誰と仕事をしたいかはっきりさせること」という、具体化の問題。
そりゃ、具体的にさせたかったさ!でも、そんなこと簡単には叶わない。
だから、目の前のことに一生懸命になるしかないじゃない!
・・・・って風になっていった。
そのうち、何がしたいのか分からなくなって、心は路頭に迷っていった・・・かもしれない。

その事も結局「自分を信じる」ことに繋がるのかな。


これって、監督は若い人だけに話しかけた事だろうか・・・
いや、違う。
監督は私と同年代だったと思う。ちょっと私がお姉さん。ま、ここまで来ると数年の違いなどどうでもよくなるが・・・。
監督も監督自身に常に語り掛けているのだと思う。

そもそも、監督ご自身、いつもいつも前向きで具体的でいられたワケがない。
そんな非人間的な人だったら、あんな風になれない。誰しも人生はキレイ事ではない。
それを支えたのは一体何だろう?
私が監督から見えたものは、
「自分はまだまだだ」という謙虚さ。そしてだからこその「勉強・努力」。
そして、やはり「この道しかない」という覚悟・・・だろうか。

自分で「行くしかない」と決めた以上、四の五の言わず進む。自己責任、自分の人生に対する。

私には後どれくらいの時間が残されているのだろう?10年?20年か?(笑)
あがいてある意味逃げまくった今まで。
これから残り、しっかり、言い訳せず進んでみたい。
自分自身にちゃんと誇れるこれからを・・・。

そして、この数年「来た球を打つ!」をスローガンにやってきた。
そうとしか生きられなかった。
が、そろそろそれに監督から教わった「誰と仕事したいか」に挑んでみたい。
若いころと違って、「このまま行ったら私はどうなってしまうんだろう?」という恐さは、残りの年齢が少なくなった分なくなった。
今なら、これに本当に挑むことが出来るのではないか・・・。
そんな気になれた。

本当の「仕事」をしてきた人の言葉は・・・やはり偉大だ。