2011年7月24日日曜日

黄色い叫び

昨日、
トラッシュマスターズの「黄色い叫び」中都留障仁・作演出
を見てきた。

トラッシュマスターズは初めて見る。知人の一押し若手劇団だ。
3・11後、中都留さんが一気に書き上げた作品の若手再演公演ということだ。

内容は、3・11の大震災を受けての人間ドラマを真っ向から書いている。2時間半があっという間。
もちろん、東京人たちは東北の方々には及ばないかもしれないけれど、あの日の共通体験がある。それに共感する部分もあるが、作・演出の中津留さんの能力の高さを感じられる。

この時期に、こんな作品にかかわれるって役者としてはとても幸せだな・・・と思った。
演劇やドラマの意味、役者としての存在意義・・・そんなことを常に体のどこかに違和感があり、なんだか私はあせっている・・・。

ああ、ちっちぇーな・・・。
イケナイイケナイ、粛々と!

2011年7月10日日曜日

臨界幻想

昨日、東日本大震災被災地の舞台芸術家を支援する事業の朗読劇
「臨界幻想」を見てきた。
作品の出来は・・・「朗読って何?」という例の言葉が思い浮かんだが・・・。

それはさておき、30年前に書かれた、ふじたあさや作のこの戯曲が、まさに今の福島原発の事故を見ていたかのような内容なのだ。
そのことが一番心に響いた。
きっとこの戯曲は、今回の原発事故がなかったら「まさか」の作り物の作品に思えたことだろう。
30年も前に予測されていたこの事態 。
改めて政府、東電は何をしていたのか! 憤りがこみ上げる。
私たち国民はこれからどうすべきか!

これほどまでに取材・調査して書き上げる戯曲作家に改めて頭が下がる思いだ。
私たちの仕事で、何が出来るのか? 私は?

心がぎゅっとする・・・。

2011年7月7日木曜日

あの時

先日、仕事仲間の数人と飲んだ。
もう、長い付き合いの連中で本音で話せる人たちだ。

「あの時、どこにいた?」
という話になった。
私は、とある事務所にいた。反射的に机の下にもぐり込んだ。
一人は都外でロケ中、そんなに影響はなく、むしろ終わってからテレビを見て驚いたそうだ。
都内の大手の本屋にいたヤツもいた。大きな本棚がドミノ倒しだった・・・とのこと。

久しぶりに、「あの時」の話をした。

やはりみんな「生き方」を考えたそうだ。一人なんて「田舎に帰って農業をやろうか・・・と考えた」と言っていた。
その中で、一人のディレクターが
「考えて考えて・・・やっぱり、自分がやりたいからやる・・・としか答えが出ない」
と言った。
私も同感で。それしかない。
また、ここまできたら、これが唯一できることでもある。
私の場合は、すでに、それが他の人のためにもなっているんだということをどれだけ信じられるか・・・にかかっている気はする。私たちの仕事で「お客様」に相手にされないほど虚しいことはない。
なんとか、本来の意味を果たせる仕事をしていきたい。

そのためには・・・、今日も一日、自分のできることを粛々と!

2011年7月3日日曜日

真摯に・・・

ちょっと前、「もしドラ」を読んだ。
本家のドラッガーのマネージメントは読んでないけれど・・・。
特に、ものめずらしさもなく「なるほど、こんな感じか」と思っただけだが、「マネージメントは、まず真摯でなくてはならない」という一文があった。

真摯・・・、久しぶりにちゃんとこの言葉を聞いた。
良い言葉だ。
マネージメントだけでなく全てにおいて、真摯でなければ仕事なんておもしろくない。
中途半端にやるくらいなら寝てたほうがいい。
特にわれわれの仕事は、そんなにお金になるわけでもないし、形のないものをずっと追いかけ続ける仕事だ。真摯の中に快感が生まれる気がする。

ここ最近、とても「真摯」とはいえない人との仕事が目立つ。
寂しい話だ。
いやいや、人のことを言っている場合ではなく、自分の心を引き締めなおさなくては、ね!